1.概要

HuTimeは、時間などの直線的な事象に沿って、文字、数値、画像などのさまざまな情報を表示する機能をWebページ、(もしくは、Webアプリケーション)に提供する。ここでは、HuTimeを利用したWebページやアプリケーションの利用者に必要な、基本的な操作を紹介する。表示や機能のカスタマイズなど、開発者向けの情報は目次の「APIの概要」以下の各ドキュメントに掲載されている。

各部の名称

HuTime snapshot

2.ヨコ表示とタテ表示

データなどの各種情報を表示するための基準となる事象(時間など)の表示方向は、画面に対して水平(ヨコ表示)の場合と、鉛直(タテ表示)の場合がある。また、ヨコ表示では、基準の事象が左から右、または、右から左に進む場合がある。同様に、タテ表示では、上から下、または、下から上に進む場合がある。

HuTime horizontal display mode HuTime vertical display mode

図:ヨコ表示(左)とタテ表示(右)

3.表示範囲の移動と拡大・縮小

表示範囲の移動

画面をドラッグすることで、表示範囲を移動できる。ヨコ表示の場合は画面に対して水平方向に、タテ表示の場合は、鉛直方向にドラッグする。移動中は、移動により新たに表示される範囲は省略されるが、ドラッグを終了する(マウスボタンを離す)、もしくは、ドラッグを止める(マウスボタンを押した状態のまま、マウスの動きを止める)ことにより、省略された部分が描画される。

表示範囲の拡大と縮小

表示範囲の拡大と縮小は、マウスのホイール操作により行う。(タッチデバイスでは、水平方向(ヨコ表示の場合)のピンチ操作)。マウスカーソルがある場所を中心に、表示範囲が拡大または縮小される。操作中は、新たに表示される範囲や表示内容が省略されるが、操作を止めることにより、全体が再描画される。拡大・縮小操作により、表示範囲の有効数字の桁数が規定を超えた場合は、それ以上の拡大・縮小操作ができなくなる。

4.パネルの表示位置の調整

スクロール

全てのパネルが表示されていない場合や、一部のパネルが見切れている場合は、パネルをドラッグ(ヨコ表示の場合は上下、タテ表示の場合は左右)することにより、パネルコレクション全体をスクロールすることができる。

パネルの高さの変更

パネルの高さ(タテ表示の場合は幅)は、パネルの下端(タテ表示の場合は右端)をドラッグすることにより、変更できる(タッチデバイスでは、鉛直方向(横方向の場合)ピンチ操作)。パネルの高さを変更できる位置にマウスカーソルが来ると、カーソルの形状が変化し、変更可能であることを知らせる。

パネルの入れ替え

マウスとキーボードの操作により、積み重ねられたパネルの順序を入れ換えることができる。shiftキーを押しながらパネルをドラッグすると、パネルが半透明になり、自由に移動できる状態になる(タッチデバイスでは、指2本でホールド後、ドラッグ)。入れ換え先のパネルの上にドロップすると、その位置にパネルが挿入される。

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