1.概要
アプリケーションルートは、1つまたは複数のパネルコレクションを持ち、アプリケーション全体の動きを統括する。これらの機能には、アプリケーションが表示するt軸の範囲の管理や、イベントの制御なども含まれる。アプリケーションルートで再描画(redrawメソッド)を実行することにより、アプリケーション全体が再帰的に再描画される。
2.オブジェクトの生成
コンストラクタ
HuTime()
引数なし。
3.主要なプロパティとメソッド
HuTimeアプリケーション全体に関する情報や操作がHuTimeルートに集まっている。
プロパティ
- id
- 型:文字列
- 既定値:null
- アプリケーションルートを一意に識別するためのID。
- name
- 型:文字列
- 既定値:null
- アプリケーションルートの名称。
- mouseTimeOut
- 型:数値
- 既定値:300
- マウス操作が止まってから、再描画がはじまるまでの時間を設定する(単位:ミリ秒)。値を小さく過ぎると、再描画が頻繁に起こり、処理が追い付かなくなる。
- minT
- 型:数値
- 既定値:0
- 反映:再描画後
- HuTimeアプリケーションのt軸の表示範囲の下端。
- maxT
- 型:数値
- 既定値:200
- 反映:再描画後
- HuTimeアプリケーションのt軸の表示範囲の上端。
- currentMinT
- 型:数値
- 既定値:0
- 読み取り専用
- HuTimeアプリケーションを最後に再描画した後のt軸の表示範囲の下端。
- currentMaxT
- 型:数値
- 既定値:200
- 読み取り専用
- HuTimeアプリケーションを最後に再描画した後のt軸の表示範囲の上端。
- minTLimit
- 型:数値
- 既定値:Number.NEGATIVE_INFINITY
- HuTimeアプリケーションで表示可能なt軸の下限。値を設定すると、その値以下には表示範囲を移動できなくなる。
- maxTLimit
- 型:数値
- 既定値:Number.POSITIVE_INFINITY
- HuTimeアプリケーションで表示可能なt軸の上限。値を設定すると、その値以上には表示範囲を移動できなくなる。
メソッド
redraw([minT, maxT])
レイヤの再描画。引数が省略された場合は、現在の表示範囲のまま、再描画する。再描画されたアプリケーションルートに属するすべてのパネルコレクションを再帰的に再描画する。
- 返値
- なし
- minT
- 型:数値
- 再描画により新たに表示するt軸の下端。
- maxT
- 型:数値
- 再描画により新たに表示するt軸の上端。